2004-01-01から1年間の記事一覧

ミシェル・トゥルニエ『フライデーあるいは太平洋の冥界』を読み終わる。無人島に流れ着いたロビンソンが組み立てる馬鹿馬鹿しいまでの文明的な生活とその無意味さのギャップ(無人島を文明で支配しようとしつつ、強迫観念的やり方で自縄自縛に陥る)は楽し…

 キャバレー

全編ミュージカルは苦手だけど、ところどころで物語の展開と響きあうような内容の歌やダンスで効果的に挿入されるミュージカルシーンはおもしろいね。キャバレーでのダンスシーンもいいけれど、野外ののどかな風景で、ナチスの腕章をつけた子供が直立不動で…

 49話『愛しき友よ』

先週は盛り上がったところで録画が切れてかなりしょんぼりもしたけれど、見れたからいいや。再放送万歳。 死を待つ人間の一日を追うという構成は、山南切腹、河合切腹につづいて三回目だけれど、それぞれに違う味わいがあっておもしろいね。座して死を待つ近…

 史上最大の作戦

原題"THE LONGEST DAY"が示すように、ノルマンディ上陸作戦開始からの長い一日を追う映画。ってゆうか、作戦開始までかなり逡巡している連合軍の上層部や、ドイツ軍の戦時の日常を描いたりもしている。ノルマンディ上陸作戦って海岸での局地的な攻防しか知ら…

 1巻

#1 紙は舞い降りた OVAのほうがおもしろくなかったからあんまり期待せずに見たら、すごくおもしろかったのでビックリしますね。キャラクターの性格付けはおもしろいし、紙使いの能力が派手で動きを見るだけでも楽しいし。ってゆうか、OVAのほうもキャラクタ…

 ダイ・ハード

なんか突然見たくなって借りてきたけど、なんで見たくなったのかはすぐにわかった。劇中の時間がクリスマスだからなのね。 テレビで何度も見てるから次になにが起きるかはわかりきっていても、それでも手に汗握っておもしろいなー。テロリストたちの完璧な計…

シャーリー・ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』を読み終わる。普通のホラー小説のつもりで読み始めて、すごい乙女ぶりに打ちのめされる。ビックリサプライズなオチはないし、劇中で猟奇的な事件は起きないし、超常現象もないのだけれど、なんか読み終わ…

ベン・レーダー『馬鹿☆テキサス』 ハヤカワミステリ文庫 馬鹿なの? エルモア・レナード『ラブラバ』 ハヤカワミステリ文庫 『ラム・パンチ』よりおもしろいんじゃろかー。 最近の京都のブックオフには、ときめく出会いがないと断言できる。どの店も満遍なく…

梅田で祝賀会に参加する。忘年会シーズンであり周りの他のグループはみんな忘年会であり、こっちもつられて忘年会的雰囲気に。

ジョン・ディクスン・カー『ニューゲイトの花嫁』 ハヤカワミステリ文庫 「なんとかの花嫁」という作品がおもしろい、ということだけは憶えていてとりあえず両方ゲット。 カーター・ディクスン『青髭の花嫁』 ハヤカワミステリ文庫 作者名とか作品名とかやや…

史上最大の作戦 見たことあるようなないような。 キャバレー ミュージカル映画に興味が出てきたノデ。 ダイ・ハード なんか見たくなった。 ブルース・ブラザーズ これも見たかどうかあんまり憶えてない。 R.O.D 1巻 OVAのほうは微妙だった覚えがある。

グスタフ・マイリンク『ゴーレム』を読み終わる。あれー、なんか辻褄が合わないなーと思って読んでいたら、最後に辻褄の合わない理由が納得のいく辻褄の合わなさでわかるので納得できる。仏陀の自伝読んでるところ(最初のページ)で投げ出さなくてよかった。…

 シカゴ

舞台の上のスターとスターに憧れている女という場面から始まるので、普通にショービジネスの裏側を描くミュージカル映画なんじゃろかーと思って見ていたら、いきなりスターが殺人で捕まってギャワー。スターに憧れる女も殺人で捕まってギャワー。舞台を刑務…

 東京ゴッドファーザーズ

三人それぞれの事情で寄り合い所帯のホームレスのところに捨て子がやって来ていろいろある話。 嘘みたいなタイミングで嘘みたいな事実が判明したり嘘みたいな出来事が起きたりするのだけれど、大袈裟すぎないところがなんかいいかんじ。「奇蹟」というよりも…

 行殺☆新選組

『新選組!』最終回を堪能できなかったので、『新選組!』を見るきっかけになったこのゲームを起動してみるリトルおろかなわし。 近藤、土方、芹沢、沖田、永倉、原田、伊東、藤堂が女の子(斉藤はショタ)というエロゲーな仕様でありながら、それを逆手にと…

すごく楽しみにしていた『新選組!』最終回だったのに、いつもの時間でビデオ予約しておいたら、最後が切れていて大ショック。なんで今日に限ってニュースの時間まで放送するんじゃよーとかそういうようなことが言いてえ。

 1巻

光学迷彩の士魂号がきたかぜゾンビを倒していたので、もしかしてガンパレのアニメと間違えて借りてきちゃったんじゃろかーと心配になったりもしたが、大丈夫だった。 相良宗介はどこに出しても恥ずかしくない優秀な軍人ではあるが、高校に一般生徒として潜入…

 ロスト・イン・ラ・マンチャ

ドン・キホーテの映画かと思って見てみたら、ドン・キホーテの映画製作のドキュメンタリーだったのでビックリしますね。だからテリー・ギリアムが監督じゃなくて出演者なのか。納得できる。 かつてオーソン・ウェルズも映画化しようと試みて挫折したドン・キ…

ジュディス・メリル編『SFベスト・オブ・ザ・ベスト』下を読み終わる。やっぱり傑作揃いで大満足。収録作品のバラエティの豊かさは編者の目配りの広さそのものであり、自分が好きなタイプの作品を見つけるために、SF雑誌だけではなくありとあらゆる雑誌を渉…

 ボウリング・フォー・コロンバイン

おもしろかったけど、巧みな編集と構成のドキュメンタリーってドキュメンタリーに見えないから困るんじゃよねーと思った。アメリカは恐怖に支配され、恐怖で商売している人がいるというのはなんとなく納得できる。隣人に怯えて銃を持っているような生活はイ…

近所の衣料品店が閉店セールをしていたのでニットキャップを買って来る。あたたか〜いけど、蒸れる。

 ラストサムライ

長かったけどおもしろかった。もっと観念的なブシドーの世界かと思ってたら、チャンバラがけっこう無茶苦茶で楽しい。ニンジャが里にやってきて大変なことになるところの戦闘とか、なにげに『キル・ビル』の青葉屋の決闘よりも滅茶苦茶やってるし。 『ラスト…

ジュディス・メリル編『SFベスト・オブ・ザ・ベスト』上を読み終わる。さすが傑作選から選りすぐっただけあって「ベスト」という謳い文句に恥じない名作ばかり。アンソロジーは編者がよければすさまじくおもしろくなるんだなーと思った。 次はジュディス・メ…

ラストサムライ いつの間にか一週間レンタルになっていたノデ。 フルメタル・パニック 1巻 エロ同人誌でしか知らないんじゃよねー。テッサとかいう人が鼻血を吹くんじゃろ? ボウリング・フォー・コロンバイン 『エレファント』はしばらく新作扱いだから、…

 ショーガール

ゴールデン・ラズベリー賞受賞作というイヤな評判ばかり耳にしていたので敬遠していたけれど、実際に見てみればラジー賞受賞に納得できすぎる。最低な映画に贈られる賞というラジー賞は、確かにこの映画にこそ相応しい。下劣極まりないという意味では最低で…

odnからお手紙着いた。料金払わないと民事訴訟起こすって脅された。脅されたってゆうか、解約したのをいいことに払ってなかった自分が悪い。

 オール・ザット・ジャズ

ミュージカルってサッパリ理解できないから大丈夫じゃろかと思ってみたのだけれど、大丈夫だった。ミュージカルとか演劇とか舞台芸術がよくわからないのは、どこを見ていいのか分からないからで、映画としてカット割とか構図がとってあればどこに注目すれば…

作家先生(SF研後輩)がSF研先輩のつてで青心社訪問するのにのこのこ付いていくリトル場違いなわし。雑談の中にさりげなく業界人の名前が飛び交うのを聞きながら、ぼくが心奪われたていたのはブリアレオスの頭部モデル(多分、アニメのプロモーションで作ら…

小林泰三『ΑΩ 超空想科学怪奇譚』を読み終わる。『ウルトラマン』かと思ったら、フィリップ・K・ディックで、『デビルマン』で、『ベルセルク』でした。 ちょこちょこ読んでいたジュディス・メリル編『SFベスト・オブ・ザ・ベスト』がもうすぐ読み終わりそう…

フィリップ・ロス『男としての我が人生』 集英社 ロスは古いソフトカバーのばかり読んでいるような気がする。 エリアス・カネッティ『眩暈』 法政大学出版局 カバーがないから激安だった。読めればいいので満足。