シャイニング

 かなり昔というか子供のころに見たから強烈なシーン(ジャック・ニコルソンがこんにちはするところとか、レッドラムとか、廊下が血でドバーとか、オールワークアンドノープレイメイクスジャックアダルボーイとか)しか覚えていないってゆうか、黒人コックなんてまったく記憶にございませんよ? うろ覚えにもほどがある。
 ジャック・ニコルソンがかなり早い段階でダメになっちゃっててビックリしますね。そりゃ原作書いたスティーブン・キングも怒るわさ。原作読んだことないけど、原作どおりにやると凄まじく間延びしそうなので、狂うまでの過程をバッサリカットしてしまったのは正解かも。
 大きな建物って逆に閉塞感があるんじゃよねー。長い廊下の両脇に部屋がある構造が恐怖心を煽るんじゃろかー。学校とか病院とかの怖さって、八割がた長い廊下のせいだと思う。『シャイニング』は、人物をカメラがずっと滑らかに追っていくカットが多くて、そこはかとなくこわいかんじ。
 シェリー・デュバールは、最初は変な顔だなーと思ってたけど、ずっと見てるとなんだか可愛く見えてくるのでふしぎ。
 DVDだと画面が綺麗だから、怖いというよりも美しい映像を見ているかんじ。