35話『さらば壬生村』

 地震で直前の番組が放送中止になったから心配してたけど、ちゃんと流してくれてよかった。
 アバンタイトルの話がだんだん大きくなってきたなあ。高杉晋作は名前だけしか出ないんじゃろかー。
 桂が高杉に呼ばれて長州に帰ったり、薩摩と岩倉具視が接近してたり、坂本が中岡慎太郎薩長同盟の話をしていたり、日本はいろいろ大きく動いているのだけれど、新選組はお引っ越しで忙しい。新選組はしょせん治安組織のひとつであって、大きな流れとは噛み合うはずがないのだけれど、色恋の話ばかりなのでこんなことしてていいのかなーと思わないでもない。あと、桂と岩倉のすごい大きな話が、捨助の渡しそびれたハタキで滞っているところがおもしろいね。
 ギャワー。松原忠司死亡フラグ? たぶんあの未亡人との仲が進展していくのだろうけれど、やっぱり松原は馬鹿正直(正直馬鹿?)だから騙されて蕩けていくんじゃろかー。長州の未亡人というのが曲者なんじゃよねー。
 近藤お幸効果で、永倉も女をそばに置くことに決めたらしい。一方、沖田とひでもいい感じになっており、平助はもうひでのことは諦めたんじゃろかー。
 天狗大活躍。けっこう有名になっているのか? 朱塗りの鞘なんて下げてる。それにつけても逃げるときの立ち回りはうそ臭いなあ。斉藤が勘違いして「できる」とか言ってるし、名前ばかり大きくなってゆく予感。いずれ全身があの鞍馬天狗ルックになるんじゃろかー。
 井上源三郎は励ますのがうまいなー。心配りが細やか。自分が励ますよりも、近藤勇の名前を使ったほうが励みになることを見抜いて上手に嘘をついて、引っ込み思案の周平のやる気を引き出していた。見回りに出かけた周平がひどい目に遭うかと思ってたら、そんなことはなくてよかったようなつまんないような。
 今回はインターミッションというか、壬生村から西本願寺に引っ越して、また来週から次の流れが始まる予感。見廻り組との絡みもあるみたいだし。