ロバート・ルイス・スティーヴンスン『新アラビア夜話』 光文社古典新訳文庫

新アラビア夜話 (光文社古典新訳文庫)

新アラビア夜話 (光文社古典新訳文庫)

ボヘミアのフロリゼル王子は、場合によっては犯罪者を私的に裁いてよいのである。

フロリゼル王子は、わりと好き勝手絶頂に動き回って、本人がわりとヒドイ目に遭ったり、巻き込まれた周囲がヒドイ目に遭ったりするからおそろしいぜ。十分傍迷惑な水戸黄門を、さらに傍迷惑にしたと考えたらおわかりいただけるだろうか。

読了後に気づいたけれど、河出文庫『自殺クラブ』(当然、持っているが未読)と同内容だったのね。