ハンバーガー・ヒル
ベトコンの栄える
ベトナムを守るため
自由の力でアメリカが
すごくなり
すごい戦争を
すごくした
オー ハンバーガー・ヒル
ベリーナイス
アメリカ兵たちは
しょんぼりした
M16は
蜜の味
60mmは
エレガント
誤爆して味方を
殺すこともある
「ウェルカム・トゥ・ハンバーガー・ヒル」
バキューン
ハンバーガー・ヒル
ベトナム戦争版203高地? ベトコンが山ほどいる937高地(通称ハンバーガー・ヒル)を上ったり下りたり上ったり下りたりしながらドンドン殺し殺されるという夢も希望もない映画だけれど、これはベトナム戦争の泥沼そのものなんじゃろか。 ベトナム戦争の映画って、敵であるベトコンが全然描かれないのがすごいね。アメリカ兵たちは自分たちのことで精一杯で、敵のことまで構ってられないみたい。 撃って撃たれて殺して殺されてという殺伐とした映画なので、『プライベート・ライアン』のノルマンディー上陸作戦のシーンとは言わないまでもわりとグロいシーンが不意打ちで出てきてビビる。でも、爆撃かなんかで黒焦げ気味な人がヨタヨタ歩いてくるところは、ちょっとコントの爆発オチみたいだと思った。口から煙吹いてたら笑うところだった。