タイムスリップエイリアン

 ジェネレーションズというシリーズでビデオが出てたので借りてくる。こっちは日本語吹き替えなので、最近ずっと英語バージョンを見ていたからなんか違和感が。 
 500年前のサンフランシスコの坑道からデータの頭部が見つかってギャワー。ラフォージやライカーたちはショックを受けているのに、当のデータ本人は至って平静であり、むしろ死ねるんだからまた一歩人間に近づいたと喜んでいるのであほすぎる。
 いろいろあって19世紀のサンフランシスコに飛ばされるデータ。TNGは油断するとすぐにホロデッキやらQの陰謀やらなんやらで変な時代に飛ばされるからおそろしいぜ。当然データの艦隊仕官ルックは周りから変な目で見られるが、フランスから来たといったらなんとなく納得されてしまうのがおもしろいね。こんなこともあろうかと、フランス語が喋れてよかったわい。
 データとガイナンがうっかり正体を知られてしまったのがサミュエル・クレメンツことマーク・トゥエインだったというのがおもしろいね。トゥエインは行きがかり上、ジャック・ロンドン(データの正体を知らずに手伝っていた)に作家になるようにアドバイスしてたけど、実際にふたりが知り合っていたなんてことはあったんじゃろか。トゥエインはホームズのパスティーシュを書いているから、シャーロキアンのデータと論争したら楽しそう。
 19世のサンフランシスコに当然のような顔をしてガイナンがいてギャワー。データを追ってきたのかと思ったら、500年前たまたまそこにいたらしい。ガイナンって何人なんだろう。種族はウーピーに違いない。
 髭ライカーは警官のコスプレが似合いすぎる。そして、当時の看護婦ルックのドクター・クラッシャーがメガネっ子だったのが見逃せない。昔はおばさんとしか思ってなかったドクターだけれど、今見直すとところどころで色っぽいのでビックリしますね。このドッキリドクターめ。
 19世紀に一人残された艦長が、いっしょに転がっていたデータの頭をタイムカプセルにするというアイデアがおもしろすぎる。ボディだけ元の時代に戻ったデータに、発掘された500年前の頭を取り付けたらアッサリ蘇えるので、死ねるとか死ねないという話はどうなっちゃったんじゃろかー。そして、元凶になったエイリアンはもうどうでもいいんですか。