ジーン・ウルフケルベロス第五の首』を読み終わる。互いに設定や世界を共有していて、細かい部分で互いに反響しあうように出来ている三つの話が、ちょっと読んだだけではそれぞれまったく趣が違っていて、とても相関関係があるようには見えないところがおもしろいね。読んでいて気になるところに語り手の意識が行っていないところがキモじゃろかー。語り手は故意にはぐらかしているわけじゃなくて、本当に気がついていないところがタチが悪すぎてうまいなー。
 次はディ・キャンプ『闇よ落ちるなかれ』。