1巻

 ゲェー! 一巻に2話しか収録されてないと思ってたら、なんと4話も収録されていやがるのでビックリしますね。最近のアニメはお得だなあ(すっかり騙されている)。

  • #3 バナナっなんですねぇ〜
    • あ、この話見たことある! ってゆうか、たぶん初めて見たのはこの回だ。けっこう最初のほうから見てたことに驚きつつ、最初のほうからこんなに奇天烈だったのかと感慨深い。まあ、枯れない桜が一年中咲いてる島で、和菓子を等価交換なしで練成する男子高校生がもててもててもてまくる話だしな。
    • 天枷美春(ロボ)はフィリップ・K・ディックファンとしてはメチャ許せんよなあ? 大体この手のアンドロイドはHMX-12マルチのころから信用出来ないんじゃよねー。メイドタイプには不要な器官(セクサロイドとしての機能)が装備されているところに、マルチ製作者の意図を越えた機械の狡猾さが暗示されているのだと断言できる。まず、本人が事故で昏睡状態の間に入れ替わった本人そっくりのロボットというのが不気味すぎるし、ニンゲンモドキであることを自覚しつつ「より本人に近い本人」を志向してるところが限りなく不安な存在なんじゃよねー。ヤツの本物志向はトニーたけざき『岸和田博士の科学的愛情』の安川2号よりも危険じゃぜ? 「天枷美春(ロボ)はアンドロイドであり、アンディ野郎であり、レプリカントであり、シミュラクラムであり、電気蟻であり、このカバン、シャレているだろう? 官給品なんだ。赤ん坊の生皮だっちゃ」 その声は、ラム先生口調のフィリップ・K・ディック先生を装ってフォークト=カンプフ検査をするリック・デッカード先生! つまり、美春がバナナに異様な執着を見せるのは、レプリカントが写真に異様な執着を見せるのと同じなわけデスネ!
    • なお一層のお腹立ちは、アンディ野郎が機械仕掛けどころがゼンマイ仕掛けなところなんじゃよねー。K・W・ジーター『悪魔の機械』のパガニニコンもビックリの自律自動人形っぷりなんじゃよ? こんなやつらが自在に動き回ったら、世界は変種第二号で満たされつつ、オトウサンモドキが裏の竹薮から生えまくりなんじゃよー! しょっちゅう煙吹いてるのは『偽物』チックな爆発オチの伏線に違いない。このまま放置すれば『探検隊帰る』みたいに「人間じゃないなにか」が何度も戻ってきてそのたびに撃退することになるし、ホワイトハウスはこの事を……(以下、心の魔王平口君)
    • 「人形に魂を吹き込んで人間を模造しようとする奴の気が知れんよ。真に美しい人形があるとすれば、それは魂を持たない生身のことだ」と『イノセンス』でキム先生もおっしゃっていた。神は永遠に幾何学するんじゃよ?(意味がわかってない)
    • 茶店に鍋姉妹発見ってゆうか、く、熊ッ! ピンクのッ! 着ぐるみの熊ッ!
  • 鍋ポイント
    • #3 喫茶店で鍋だったが、完全に背景に溶け込んでいたので種類は確認できず。喫茶店らしくチョコフォンデュか?
    • #4 いつもどおり屋上で鍋。ヤキソバ鍋。ヤキソバなのに鍋? ってゆうか、学園が舞台のゲームとかだとヤキソバパンが大人気だが、あれはそんなにうまいものなのか? 炭水化物+炭水化物で腹持ちはいいから人気があるだけでは? 少なくともわしが高校のころは争奪戦が繰り広げられるほどの人気はなかった(現実と虚構の境目が見えてない)。