マルホランド・ドライブ

 ギャワー! なんだかもう訳がわからんのじゃよー! いきなり謎な状況から始まって、謎また謎の連続。一応クラブ・シレンシオで何かのスイッチが入ってしまったことはわかったけれど、その後もサッパリ訳がわからん。さすがデヴィッド・リンチ、と訳知り顔でとりあえず肯いてみるわし(わかってない)。
 訳がわからない=つまらないということではなくて、2時間半弱あるのに全然退屈せず、むしろハラハラドキドキしながら最後まで見れたのでビックリしますね。最近映画をよく見るようになったから持久力がついたとはいえ、落ち着きのないわしを画面に釘付けにして離しやしないということはすごいことなんですよ? 少なくともわしにとっては。
 あんまり訳がわからないので、いろいろ考察しているサイトを探してみた。http://www.tcp-ip.or.jp/~iwamatsu/seefilm/50on/ma/maruho_drive.html なるほど、こうゆうことだったのか。眼から鱗がポロポロ剥がれ落ちるようだ。そして緻密に計算された混乱は、訳がわかっていないアホな視聴者(わし)にも非常に興味深くおもしろく見れるらしいことがわかった。あと、『オズの魔法使い』を匂わせるのは、『ワイルド・アット・ハート』でもやってたなーと漠然と思い出した。
 あと、ハリウッドはこわいということがよくわかった。