むかしむかしにネットを介して知り合って一瞬だけ現実世界でも交流を持った人たちがいて(それをぼくはオフラインでの付き合いだとは呼びたくない)、その人たちとはサイトを閉鎖したり引っ越したりして次第に疎遠になっていったのだけれど、疎遠になったのはそんなことが理由じゃなくてもともと知り合うべきではなかった、という言い方が悪ければ、ネットでも実生活でもすれ違うしかなかった人たちと無理矢理接点を作ってしまったがゆえの不自然な付き合いだったからじゃないのかなあと最近考えられるようになってきていて、ある意味錯覚だったコミュニケーション/今でも届くかどうかわからないメールアドレスとか繋がるかどうかわからない携帯電話の番号を未練がましく持っているのはもう止めようと思っていたところで、はてなダイアリーの中でその人たちが以前と変わらぬコミュニティを築いているのを見て今の自分が居たたまれなくなる。
 文字通り居たたまれないので、このままはてなのアカウントを消去してここから消えようかと思ったぐらいだけれど、あっちが気がついてないなら、このまま居座り続けようかなーとも思った。楽しそうなあの人たちを見ていると、ぼくがここの端っこにいてもいいんじゃないのかなーと思った。もうあっちは見ない。もともと遺恨があって絶縁したわけじゃないただのフェードアウトだし。ネットで会話していてもずっともどかしさだけを感じていて、実際に会えば解消されるかと思ったもどかしさは会えば会うほどどんどんモヤモヤと複雑になっていって、それは腹を割る勇気も冗談で流す機知も足りなかったぼくの側の問題だったので、今更どうにかなるとも思えないしどうにかしたいとも思わないし、ぼくの中ではわりともうどうでもよい問題(解決不可能だから)になっていて、だからぼくのはてなダイアリーはこの有様なのだから。だったらやっぱり消えてもいいのか。でもローカルに移動すると事故で消えちゃうからなー。それはすごく寂しいことだしなー。困った。