攻殻機動隊 

 映画館で見て以来だからかなり久々。
 原作からセリフやストーリーを引っ張ってきながら全然違う話にしてるところはイノセンスと同じだけれど、当時は原作そのままと思ってあまり楽しめなかったのが、今見ると結構おもしろい。
 ってゆうか、同じ職場で仲良くしてて、付き合うまでは行かなくても互いに信頼のできるパートナーという地位に甘んじていたのに、突然現れた変な男(かどうかも不明)に目の前で少佐を取られるバトーがすごくかわいそう。止めようとしても融合しちゃうし。まだ少佐の中にはやつがいるし。そりゃ世を儚んで犬と一緒に暮らすようにもなるわさ。ってゆうか、パト2の後藤隊長みたい。
 テーマとか映像が『イノセンス』とダブるところが多くて、この辺が『イノセンス』が新しいことやってないといわれる原因じゃろかー。でも映像は『イノセンス』が段違いで美しい。オープニングの義体製造シーンを見比べるだけでも、CGの艶かしさはすごすぎると思う。あと、変なヘリコプターの動きとか(同じタイプのがどっちにも出てる)。
 少佐が変に人形っぽくて変だなあーと思った。『イノセンス』のハダリが人形的であると同時にエロいのでとくに。
あと、効果音がすごくアニメっぽくてなんか変だ。ハッチ開閉音とかパトレイバーの音そのまま。