フォー・ルームス 

 オムニバス。初っ端の魔女っ子もの(マドンナが出ているという時点でもうなんか間違っている)がすさまじくつまらないので(ベルボーイ役のティム・ロスの演技もなんか浮いてる)、やっぱり評判どおりダメ映画なのかーと思ってみていたら、3本目のロドリゲス監督あたりではじけてきて、〆のタランティーノがおもしろすぎた。10回連続でジッポーに点火するという話だったら最後一回の攻防をねっとり書くのかと思ったら、そこに至るまでのグダグダをしゃべりタランティーノがベラベラとまくし立て、一回目→失敗→ギャー!→スタッフロールという流れがあほすぎる。「岸部露伴は動かない」で言ったら、最初のポップコーンで即失敗→首切断ですよ? グダグダになりかけていたオムニバスの〆として最高だと思った。またこんなの作ってくれないかなあ。