ナポレオン 2

 二本組みの2本目。やっぱり昨日1本目見ておいてよかった。おもしろいけれど、一気に見たら倒れてたかも。
 一本目はツーロン攻略で終わってたけど、二本目はどこで終わらせるのかなーと思ってたら、イタリア遠征でした。いくらダイジェスト気味にすっ飛ばしていても、この辺が限界じゃろかー。いい意味で『ナポレオンの戦いは今始まったばかりだ!』みたいな終り方でよかった。この映画ではナポレオンは終始愛国的、英雄的に描かれてきたけれど、このあとブリュメールのクーデタからは糊塗しきれなくなっちゃうしなあ。
 『ダライアス』の三画面みたいにスクリーンを三つ並べている三面スクリーンの使い方がおもしろいね。ツーロン攻略の密着した撮り方とは違って、イタリア遠征は細々としたところに拘らずイメージ的にナポレオンと戦争を撮ることにしたみたいで、ダイジェスト的・イメージ的に見せるのに三面スクリーンは大活躍。集合した軍隊を三面スクリーン全部を使って大きく映し出したり(人や馬がスクリーンをまたがって移動するところが楽しい)、行軍シーンは三面に別々のシーンを映すことで大部隊の移動が伝わってくる。左から色味を青、白、赤と並べて三色旗をイメージしたり、やりたい放題で楽しいなあ。
 テルミドールのクーデタは、ロベスピエールが演壇を去って椅子に座ろうとすると、左側の席からは「ダントンのことを忘れるな」と罵られ、右側に座ろうとすると「ジロンド派の墓に座るのか」と言われてオロオロするところがおもしろかった。でも、処刑の決まったサン・ジュストの愛国的な演説で熱狂的に終わっていて変なかんじ。そしてサン・ジュストを抱きしめるロベスピエール。妙に潔いのはフランス万歳映画だからじゃろかー。
 ジョゼフィーヌとナポレオンの恋は、ジョゼフィーヌがバラスの愛人だったことはスルーするのかなあと思ってみていたら、ジョゼフィーヌがバラスに「ナポレオンをイタリア遠征軍の司令官にしてくれるなら結婚します」とか言っていて、ナポレオンだけ知らないことになっているのか? バラスと会っているところにナポレオンがやってきて大ピンチなシーンは、ナポレオンがジョゼフィーヌの子供たちと目隠し鬼ごっこをやってるうちに、目隠しているナポレオンの横をすり抜けてバラスは帰ってゆく。
 240分もある映画だからナポレオンの元帥たちもいっぱい出てくるだろうと張り切って予習したのに、ほとんど出てこなくてガッカリ。ジュノー、ミュラ、マッセナ、オージュローしか出てこない。あ、ベルティエもいたっけ。イタリア遠征で終わっちゃうから仕方ないけど、ちょっと悔しい。ダヴーが好きなんだけど、活躍する作品って見たことないんじゃよねー。完璧超人だから使いにくいんじゃろか。

  • ハウス
    • ホラーなんじゃろか? 今のホラーブームとは違うのを期待しながら。

 ギャワー! 夏バテでぐったりしているのをおしてわざわざ出かけたのに(あと、延滞金が恐かった。一日一本200円はキッツイ)、機動戦士Vガンダムは全滅じゃってー? これだから夏休みはー! 学生はスポーツでモヤモヤを発散しつつ、熱中症で倒れたりしてればいいんじゃよー。そうすればマネージャーや保健室の先生の攻略フラグが立つこと間違いなしさ。学生がVガンダムなんて不健康なもの見てちゃいけません。
 あと、金曜日の10時くらいに行くと返却と貸し出し待ちの列がすごいことになってるので、日か時間をずらしたほうがいいことがわかった。

 この気怠いかんじ……もしかして夏バテ? やっぱり動物性蛋白質も摂らないとこの猛暑は乗り切れないんじゃろかー。土方君、至急豚肉を手配してれたまえ。新選組に倣ってブタミンパワーを京都の治安維持に利用したいんじゃよ。もしくは大石内蔵助君のようにギュウで精力をつけるのもありじゃよねー。
 明日は『マッハ(ビックリマーク略)』を見に行くから早めに寝て体力を回復させたい。