2009-08-25 ■ 古本 『ベータ2のバラッド』 国書刊行会 『時は準宝石の螺旋のように』をつまみ読みしてたら、ディレイニーブームがウッカリきてしまったので。豪華絢爛すぎるのでディレーニは得意じゃないんだけど、『グラックの卵』のときみたいに楽しく読めたらいいにゃー。 ホルヘ・ルイス・ボルヘス『ブロディーの報告書』 白水社 なんかのきっかけで最初に読んだボルヘスだったはず。解説を読んだら『砂の本』や『伝奇集』で自家中毒に陥ったボルヘスが、他人の期待する「ボルヘスらしさ」から逃げだすために書いたらしい。そうだとしてもそうじゃないとしても、『砂の本』や『伝奇集』とは違った趣が楽しすぎる。 ウラジーミル・ナボコフ『青春』 新潮社 いちまんえんを切っていたのでついウッカリ。ナボコフの著作は、文学の変態性を絶対に裏切らないので好きすぎる。