西京極から駆け込み訴え

申し上げます。申し上げます。SF研の皆々さま。あの人は、酷い。酷い。はい。厭な奴です。悪い人です。ああ。我慢ならない。生かして置けねえ。はい、はい。落ちついて申し上げます。あの人を、生かして置いてはなりません。世の中の仇です。はい、何もかも、すっかり、全部、申し上げます。私は、あの人の居所を知っています。すぐに御案内申します。ずたずたに切りさいなんで、殺して下さい。
SF研の皆々さま。西京極の先輩は、わりと粛々と仕方なく物事を進めているようで、ものすごい勢いでメロメロであり幸せそうですよ? そんな風には微塵も見えない? いやいやいや、私には見える、見えてしまうのです。苦虫を噛んでは潰し噛んでは潰しているような口元を裏切っている、ちょっぴり下がっている目尻に! 頼みもしないのに写真とか見せつけやがって、どうせあれじゃろ? こんなこともあろうかと思って用意しておいたんじゃろ? 馬鹿じゃないの馬鹿じゃないの馬鹿じゃないの…(写真凝視中)…べ、別にうらやましくなんかないんだからね! 
これが私に、一ばんふさわしい復讐の手段だ。ざまあみろ! はてなダイアリーで、あいつは売られる。私は、ちっとも泣いてやしない。私は、あの人を妬んではいない。はい、はい。申しおくれました。私の名は、商人のユダ。へっへ。イスカリオテのユダ