クリンゴン帝国の危機

 クリンゴン帝国内に内紛の危機が、ってゆうか、ガウロンとウォーフの腐れ縁の話にヤー大尉の忘れ形見が絡んできてギャワー。DS9で総裁の座に登りつめるまで、ウォーフはこんなこともやってたのね。
 ウォーフの吹き替えが銀河万丈で、カーンの吹き替えが若本則夫で、この二人が兄弟だからおそろしいぜ。ロミュランの援軍ごときでトリル(草尾毅)が勝てる道理はないとものすごく納得できる。
 トリル一派に肩入れしようとしているロミュランを牽制しようとしたら、ロミュラン側の指導者がヤー大尉そっくりでギャワー。死んだはずだよ、ターシャさん。なんかバッフ・クランみたいな髪型になっちゃってるし。ヤー大尉がビデオ遺言を流すシーンは覚えているんだけれど、どうやって死んだかは記憶にないので、変なコスプレしてるようにしか見えない。
 ロミュラン船の遮蔽装置に対抗するために船をかき集めて網を張る宇宙艦隊。人数が足りないからブリッジクルーが各艦の臨時艦長になるところがおもしろい。そういえば『奪われた女神達の惑星』では、謎の熱病でつぎつぎに艦長が交代していたっけ。
 データ臨時艦長の下でものすごくイヤそうなサザーランドのクルーがおもしろいね。データは軍規に従って命令を下しているだけなのに、アンドロイドという色眼鏡のせいで血も涙もない杓子定規な対応をしていると見られてしまう。でも、データが突然命令を無視してわけのわからんことをし始めたら、データを知らないクルーだったら普通無理矢理にでも止めるよなーと思った。