6巻

 GUNG-HO-GUNSが三人もやってきてギャワー。マンガ版と比べるとかなり端折ってるのは、三人同時だから仕方ないか。レオノフ・ザ・パペットマスターやホッパード・ザ・ガントレットとヴァッシュの過去の因縁が描かれないから、二人がただのド外道で終わってややションボリ。ってゆうか、グレイ・ザ・ナインライヴズがロボ超人でビックリしたりもした。あと、人形が全部ルラウドさんなところは、『イノセンス』のハダリ大暴走シーンを思い浮かべると絶望的過ぎる。弱かったけど。
 マンガ版と違ってブラドが死ぬのは意外だったけど納得できる。自分の手の成長と比べて全然変わらないヴァッシュの姿を重ねるシーンは、死ぬ間際のブラドの見せ場としてマンガ版より上手い使いかただなーと思った。
 ヴァッシュの故郷編が終わってからは完全にアニメオリジナルみたい。ザジ・ザ・ビーストがワムズを操る能力を持ったただの人間だというアニメの設定は、ヴァッシュの目の前でウルフウッドに撃ち殺されるシーンで効果的。不殺を貫き通そうとするヴァッシュと、最善の選択肢を選ぼうとするウルフウッドの対立、そしてウルフウッドが最善を選択したわけではなく、ただヴァッシュを助けたかったという吐露につながる。
 ウルフウッドとミリィが出来ちゃってギャワー。女は海だから私の中でお眠りなさいなのか? グッバイウルフウッドフォーエヴァー! 師匠(姿は違うけど)と絡むのは、アニメもマンガも同じだった。
 序盤でいっぱい出てきたバカ銃が最近なくて寂しいなーと思ってたら、ケインの銃がわりとバカっぽくてよかった。物干し竿か釣竿みたいに担いでいたと思ったら、超長距離用のスナイパーライフルだったのね。