地球が静止する日

 「地球が静止する日」でググると大抵『ジャイアント・ロボ THE ANIMATION』のサブタイトルが引っかかるけれど、元ネタの映画はこれだったのね。
 冒頭UFOが飛んできたりとか、UFOから宇宙人とロボットが出てくるシーンがかなりヘボいので大丈夫かなーと思って見ていたのだけれど(白黒時代の映画だからしょうがないけど)、地球人と似通った姿の宇宙人が、地球人にまぎれて生活するのがメインなので、わりと大丈夫っぽい。
 『ジャイアント・ロボ THE ANIMATION』のバシュタール現象みたいに、地球上のエネルギーがすべて止まってしまうシーンがあったけれど(ちゃんと活動の止まった世界中の大都市を写したりもする)、エネルギー停止現象を起こした宇宙人はいい人なので、空中の飛行機とか病院とかは対象外にしていてえらいなーと思った。自分は地球に降り立ったところで問答無用で撃たれているのに。BF団でもそこまではしないさ!
 宇宙人の名前がクラトゥで、ロボットの名前がゴートというのは、やっぱり伊東岳彦宇宙英雄物語』のクラートゥとゴートの元ネタなんじゃろかー。ゴートのバイザーが上がって謎光線が出るところがそっくりだし、ゴートを止めるキーワード「クラトゥ・バラダ・ニクト」は『宇宙英雄物語』にも「クラートゥバラダニクタゴート」として出てきたし。調べたら、他にも『スター・ウォーズ』とか『キャプテン・スーパーマーケット』でも使われている由緒正しいキーワードらしい。
 ロボットとか宇宙船とか基本的にレトロフューチャーなかんじのシンプルなデザインの中で(古い映画だから当たり前)、宇宙船からタラップが出てくるところが妙にスタイリッシュでかっこよかった。