前回は光縁寺まで行って力尽きたので、がんばって金戒光明寺(黒谷本陣)に行く。自転車で行くと帰れなくなりそうな気がしたので、事前に行き方を調べて電車で近くまで出てから歩いていくことにする。
 電車で近くまで行ったつもりだったけれど、全然近くじゃなかったので失敗。京阪三条は全然最寄じゃないよ! 京阪丸太町でも全然だ! ネットで調べた地図 http://www.kurodani.jp/explain/map.html だと歩いていけそうなぐらい近いのに、実際歩いてみると残暑が厳しいこの時期に歩ける距離じゃなかったので失敗。ものすごく遠いよ! ってゆうか、『行殺はぁと新選組』のマップも嘘ばっかりだと思った。バスに乗るとどこに連れて行かれるかわからないからって、バスで行けるところにバスで行かないのは馬鹿だと思った。
 境内はいろんなところで工事中であり、重機が入っていて山門から本堂に直接行けないのがやや残念ながら、『新選組!』人気にあやかって会津藩ゆかりの品物とかを展示中でおもしろかった。光明寺自体は何度も焼けていてあんまり古いものではないのだけれど(今の建物は昭和19年に再建されたものらしい)、松平容保の鎧具足とか、会津藩の家訓とか、江戸時代の様々な京都の地図(幕末のもあった)が展示してあって、前以て知識を仕入れてじっくり見れば楽しかったのかも。例によって辿り着くまでに疲労困憊していてガイドさんの説明をまともに聞ける状態ではなかったのが残念。新選組マニヤと思しきおっさんが、手の空いているガイドさんを捕まえて新選組談義をしていた。
 せっかくここまで来たのだから、裏手にある会津墓地にも行ってみる。現役の浄土宗のお寺なので(観光客もいたけれど、信徒さんもバスツアーで来ている)、墓地には古いお墓と新しいお墓が混在している。墓参りに来ている家族連れもちらほらと見かけた。会津墓地は奥のほうの薄暗いところにあって、街中ではもう聞かれない蝉の声がしている。石塔に林権助の名前を発見して嬉しかった(ってゆうか、林権助しか知らないリトルおろかなわし)。
 あと、東山近辺は山になっているので、階段を上った先にある墓地の辺りからは京都市街が一望できてよかった。蚊がいるのであんまりゆっくり見ていられなかったのが残念。
 どうせここまで歩いてきちゃったんだから、ついでに北白川別天町まで歩いて天下一品本店でラーメンを食べようと思いついたのが失敗。滅茶苦茶歩いて痛い目に遭ったばかりにもかかわらず、まだあの地図 http://www.kurodani.jp/explain/map.html の縮尺で歩いていけると考えており、実際歩いてみたらビックリするほど歩かされたのでビックリしますね(馬鹿なので同じ失敗を繰り返す)。天下一品本店にはなんとか辿り着いたものの、今こってりを食べたら全部そのまま出てきちゃいそうなほど疲れきっていたので、すぐバスに乗って引き返す。