WXIII PATLABOR THE MOVIE3

 前に見たときは鍋をつつきながら見ていたので、評判どおり地味な映画だなーぐらいにしか思っていなかったけれど、改めて見たら地味だけど丁寧な映画でビックリしますね。元々一人じゃないと集中して見れない性質なので、見直してよかった。
 ぼくは機動警察パトレイバーシリーズのファンではあるけれど、第二小隊のメンバーとかレイバーはわりとどうでもいいので(そのくせマンガ版も好き)、第二小隊の活躍シーンが思ってたよりも多くてビックリしますね。ってゆうか、後藤隊長はわりと重要な役だったような。南雲隊長と整備班が出てこないのがやや残念じゃが、レイバーがある世界(昭和75年)で刑事ドラマの傍らに警察組織の一部として特車二課第二小隊があるのだという位置づけは好き。画面には出てこないけれど整備班も待機しているだろうし、第一小隊は埋立地で待機しているんだろうなーと思える。
 原作のマンガ版ではレイバーと怪獣を対決させたいというコンセプトだったけれど、映画はもしも怪獣が現れたとしてそれに最初に気がつくのが当たり前の刑事だったらどうなのかというコンセプトじゃろかー。足で稼ぐ調査で地道に辿っていった結果が怪獣というのは真面目な刑事ドラマとしては成立しなさそうなところだけれど、怪物が生み出された経緯を人の情念として盛り込むことでうまく成り立たせているなーと思った。
 けっこう残虐なシーンが多いのだけれど、直接見せないように演出しているわけでもないのにあんまりショックを受けないのはアニメだからじゃろか。でも、研究員がダクトに引きずりこまれるシーンは何度見てもショッキング。
 一美ちゃんは初登場のときはつるぺただったのに、ちょっと見ない間におっぱいぷるんのナイスバディに。たくさん食べておっきくなっちゃったのかしら? そしてボーボーと燃やされる。
 なんかゲームの『3年B組金八先生−伝説の教壇に立て!』で聞いた声がたくさん出てるなーと思って見てたら、ゲ、ゲェー! 陸上自衛隊の石原一佐の声が高峰先生と同じですよ? どうでもいいところで驚いた。