22話『屋根の上の鴨』

  • カーモちゃん取り扱いメモ。
    • カーモちゃんが一番じゃないと許せない。
    • でも、見せかけだけのおべっかを使われるのは嫌い。
    • 頼るならちゃんと頼って欲しい。体じゃなくて心が欲しい。カーモちゃんは寂しい男なの。

もうカーモちゃんがいなくてもひとりでなんでも出来てしまう近藤に苛立つカーモちゃん。ぼくはもう要らないカーモちゃんなの? いっしょに京都でがんばろうって言ったじゃない! あんなに一緒だったのに、あんなに一緒だったのに! (ついカッとなって又三郎を切り捨てる) また信じようとしていた仲間に裏切られちゃうの? もっとカーモちゃんのことかまってよ! 相談してよ! 頼ってよ! もういいもん、近藤くんのことなんて知らないもん! 

でも、やっぱり近藤のことが気になるカーモちゃん。好きじゃないのに……ママレード だから気になる こんな気持ちはなぜ? 今一番 アイツの笑顔に会いたい。そしてまたなんか間違った方法(大和屋をボーボー燃やす)で自分の存在をアピールしだすカーモちゃん。孤独を気取る無頼ッコなカーモちゃん(ほんとはとっても寂しがり屋さん)は、中途半端に好感度を上げてフラグを放置しておくと、ものすごい勢いで暴れ出す地雷キャラでした。

そんなカーモちゃんの焦りにつけこんで唆すお梅がすごくいいなあ。銀英伝でいうとルビンスカヤじゃろかー(なぜか漫画版)。もしくは年増ぶりがシーマさま。近藤・芹沢の離反は、土方や新見じゃなくてお梅の策謀というのがおもしろいね。お梅さんは獅子身中の虫なので、そのうち京言葉を使わずに語尾が「さね」になりそう。「壬生村なんて田舎に導かれたくはないさね!」とか言いそう。なぜかお梅に命の手綱を握られたカーモちゃんが「わしを京の晒し者にするつもりか、近藤!」と叫ぶ。「近藤よ、現に浪士組はそこにあるのだ」

土方・山南はもう芹沢鴨をパージするつもりだった模様。資金確保のメドはついたし頼るに値せず、というわけか。思ったより速かったなあ。芹沢一派排斥運動だって? そんなものはとっくに始まっているさ。問題は如何にケリをつけるか、それだけだ。

沖田はパダワンを間違えたことに気がついた模様。水戸の暗黒卿についていってもダメっぽい。暴れるだけだし。やっぱり芹沢を斬るのは沖田なんじゃろかー。