義務教育やないからね、ついて来れへん人はどんどん置いていきますよ。五十音順敬称略男子生徒ネタバレ感想前編。

  • 伊吹銀平
    • なんか硬派を勘違いしている節はあるものの(やはり中学生か?)、ヤツの男気は『勝手にしやがれ』他で十分堪能できた。爺さんのところで花火職人になる話とか、『星に願いを』で絡んでくるかなと思ったけど、さすがにそこまで出番はなかった。髭とか生えていてとても中学生に見えません。ってゆうか、こいつに小学生だったときがあるのか? 教師不信になったトラウマ話が小学生のときの彼には見えない。塩見、ヒカルと小学生時代から仲が良かった、というのが中学生っぽくてよい。「太陽が……眩しかったからな」で教師不信だったのがうっかり説得されてしまうあたりもバカでよい。薄毛に悩んでいて騎馬戦に出れないから毛生え薬を与えようとしたが、中学生だから彼氏はデリケートだろうし、どう渡したものかと悩んで結局ストレートに渡してみたら、あっさり受け取って大喜びしているところもバカで好きだ。久保先生とかヒカルちゃんとか女の子に知られるのがイヤだったんじゃろか。
  • 岩木竜二
    • 岩木の見せ場といえば『キネマ狂想曲』だが、『たったひとつの冴えたやり方』での名バイプレイヤーぶりも捨てがたい。ホテルで舞い上がってオートロックに締め出されるお約束ぶりや、律儀に美咲のガイドについてきたり、修学旅行のしおりを異常に読み込んでいたり、沖縄戦の話をする老婆の話に感動している姿に好感度アップ。彼の豊かな人間性は、しっかり者の妹と、腰が低そうに見えて言うときは言う父親という家族のおかげなのだろう。だから『キネマ狂想曲』での周りの非協力が解せなかったのだけれど、思い込みが激しくて口下手で純情なこうゆうタイプは、周りに事情を説明しないから真意がわからず振り回されてそばにいると迷惑かもなーと思った。
  • 大山太郎
    • よく出てくるけど、こいつあんまり好きじゃないんじゃよねー。誰とでも絡んで個性が強そうで、じつはあんまり中身がないっぽい。賑やかしのはずなのに、いまいちはじけ切れないってゆうか。こうゆう中途半端なヤツいたよねーとなんとなく思い出す程度。騎馬戦でのビビリようが悪印象だったんじゃろか?
  • 北健太
    • こいつも印象薄いにゃー。ロケット三人組とか、映画撮影とか、わりと出番は多いはずなのに、いつも焼却炉の前か神社にいるので、ジメッとしたところに棲んでいる昆虫のようなかんじ(悪い意味ではなくてそれぐらい印象が薄い)。そういえば初プレイのとき、なぜか神社によくあらわれる彼のことを「神社マニヤに違いない」と勝手に勘違いしていたこともある。才能が開花すると「闇」とかいうわけのわからない能力に目覚めるのが謎。
  • 黒部鉄郎
    • 鉄っちゃんの恋」は鉄道マニヤならではのいい話になってよかった(「連弾」との連携もあるけれど)。『真剣十代しゃべり場』に出て「エロゲーが好きじゃダメですか?」とか言い出さないだけの分別のあるマニヤでよかった。男には自分の世界がある、たとえるなら廃線を走る一両の「しろくに」。でもいくらマニヤだからって枕木に耳を当てるのは止めようね、その気がなくても死ぬから。なんでスーパーあずささんに惚れたのがよくわからないんじゃが、天城あずさにはどこか鉄道を思わせる魅力があるんじゃろかー。「あずさ」という名前の部分に反応したのかにゃー。「てっちゃん」を鉄道マニヤの蔑称ではなくあだ名と取れば、クラスでも特に嫌われてはいない模様。あと、なんか『うしおととら』に出てきた妖怪『衾』に顔が似ているような気がする。あと、寝るときも目蓋開いてそう。