ひと通り本編が終わったらしく、番外編『大人たちの長い夜』というシナリオが新たに発生した。いつも生徒の問題で駆けずり回って交流を持つことの少ない他の先生たちのことを知ろうというシナリオみたい。まあ、夜の森で遭難という極限状態での教師というか人としての本質が試されるわけじゃが。人間性クイズ? 3つのグループに分かれてそれぞれ生き延びる道を模索する話。
 関原先生が意外にナイスガイだったり(元々、あの人は息をするようにセクハラ発言をするだけで悪い人間ではないと思っていたが)、教頭にも人の情けがあったり、神崎先生がシニカルで楽しかったり(シナリオ削られたらしくて残念)、元ヤンの水島先生と理系バカの相沢先生のしんみりした会話が聞けたり、いろいろおもしろかったけれど、最後に選んだ高峰・小須田・音無グループの余りもの的グループがおもしろすぎる。こいつらは全然話が噛みあわない上に、お互い理解し合う点も歩み寄るところもなく、それぞれの身勝手な行動の噛み合わなさは教師としては問題しかないと思った。こいつらにカメラ渡してブレアの森捜索させたら、一日どころか半日で殺し合いが始まる。あと、音無先生は森の中で突然歌い始めるので、『TRICK』の毛が伸びる歌を思いだしたりもした。
 こんなバラバラな先生同士で落としどころはどうなるんじゃろかーと、空気のような存在感を持つプレイヤーキャラと同じ視点で見ていたら、最後は小須田先生のなんとなくいい話で〆ていたのでビックリしますね。高峰先生との方針の差がうまいこと出ているなーと思った。小須田先生はけっこういい役回りだよなー。そして音無先生が絡まなすぎるのもすごいと思った。本編でもカード貰ったら会いに行かないし。
 次はザッピング出来そうなシナリオをザッピングしつつ、なるべく多くの生徒の問題を解決するプレイでもしてみようかしら。まだ隠し要素あるのかな? 金八語録を全部聞かないと発生しないのら諦めるのだけれど。このゲームの唯一の欠点は、金八の存在なのじゃよー!